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盲導犬・訓練士になるための試験や就職について−[盲導犬/訓練士の仕事]

■盲導犬訓練士になるためには

盲導犬訓練士は定期的な採用がないのが一般です。こまめの情報集を行うことにより盲導犬訓練士への道は開かれるでしょう。地道に探すように心がけましょう。逆言いますと、本気で盲導犬訓練士になろうと思っている方でしたら、必ずなることができるといっても過言ではないと思います。是非頑張ってみてください。

盲導犬協会への就職が大前提−盲導犬・訓練士

国家公安委員会が指定した団体のみが盲導犬育成できます。したがって、盲導犬訓練士になるためには、まず盲導犬協会への就職が必要となります。各協会で採用条件が異なってきますので、就職希望の協会の情報をきちんと集めておくようにしましょう。

「盲導犬訓練士になるためには、どうすればよいのか」の問い合わせ電話が、全国盲導犬施設連合会や各盲導犬協会によく入ります。学歴、年齢など、各盲導犬協会によって募集の条件はまちまちです。しかし、どの協会も毎年な認可を定期的に採用することはありません。欠員が出たり、補充が必要になったときのみの募集なので、相当の倍率が予想されます。

どうしても盲導犬訓練士になりたい場合は協会への連絡を密に行い、見学会やボランティア活動、催しに参加して、盲導犬に対する理解を深めておくと良いでしょう。

実際に努力が報われて盲導犬訓練士の研修生として就職できたとしても、朝から夜まで犬の世話や訓練、勉強のスケジュールに追われる日々です。また、社会に盲導犬のことを知らせ、理解してもらうためのPR活動もあります。盲導犬に対してしっかりとした認識と強い意志がなければ長続きしない仕事といえます。

1人前になるまでには5年以上かかる−盲導犬・訓練士

一般には盲導犬訓練士と呼んでいますが、各盲導犬協会では、(社副)日本盲人社会福祉施設協議会が定めた『盲導犬歩行指導員等養成基準』という自主基準に基づいて盲導犬訓練士を養成しています。次の3段階を経験と実績でステップアップしていくシステムになっています。

研修生(3年間)

この間に、犬の訓練技術及び犬に関する知識、視覚障害者の歩行に関する技術及び知識、盲導犬の歩行に関する技術及び知識などを学びます。他に犬舎管理を含む飼育技術、動物心理学、発達心理学などがあります。研修生として習得しなければならない内容全てをクリアした後、所属の盲導犬協会が認めれば、次の盲導犬訓練士過程研修に進むことができます。ただし、研修生時代に挫折していく人が多いようです。

盲導犬訓練士(2年間)

盲導犬訓練士期間は最低2年間です。所属の盲導犬協会の指導と監督の下、20頭以上の犬の訓練と6例以上の歩行指導の経験実績を上げなければなりません。訓練技術及び専門知識、経験事例が水準に達すると、所属の盲導犬協会から盲導犬歩行指導員として認定されます。

■盲導犬訓練士になるためには<つづき>

盲導犬歩行指導員

盲導犬歩行指導員は、自らの責任において歩行指導に供する犬を訓練士、盲人の歩行指導を行います。

盲導犬訓練士の養成については、現在は各盲導犬協会に任されていますが、全国盲導犬施設連合会が職員の訓練技術の向上を目的として、合同の職員研修などを行っています。 1人前の盲導犬訓練士になるには5年以上の年月を要し、そして、これでパーフェクトと言うことのない世界です。「多くの盲人の方と犬を結ぶ仕事をしていますが、慣れと言うことはありません。過去に似たような例はあっても、常に新しい盲人や犬と関わるわけですから、細心の注意力で対します。努力を惜しんだり、手を抜いてはいられないのです。命に関わる仕事ですから、当然なのですが」というベテラン歩行指導員の言葉に生半可でない厳しさを感じます。同時に誇りを持って仕事に立ち向かう熱い心意気が伝わってきます。

盲導犬訓練士の適正とは−盲導犬・訓練士

犬を訓練する仕事を望み、意気込んで取りかかったものの、挫折していく人も多いです。その言い分には「イメージが違った」「人間関係がうまくいかなかった」などです。では、盲導犬の育成にはどのような人が向いていて、どのような適正が求められるのでしょうか。それは以下に該当するものであると考えられています。

  1. 犬が好き
  2. 粘り強い上、努力家
  3. 協調性があり、チームワークができる
  4. 明るい性格
  5. 福祉精神を持つ

おおよそ、このようになりますが、5つの項目の内どれが欠けても盲導犬訓練士になれないということではありません。「ひとつのことをやり通してみるぞ」とへこたれない精神があれば、後はその人の努力次第です。はっきりと言えることは、盲導犬訓練士は犬とだけつきあっていればいいのではないと言うことです。盲導犬の育成にはチームワークなくてはできません。だから人とのコミュニケーションは欠かせないのです。そして、あえて言うのであれば、5番目の福祉精神に、愛情と勇気を持って、とも付け加えておきたいです。社会福祉他、いろいろな勉強は盲導犬協会に就職してからでもできます。ひとの喜びを素直に自分の喜びとすることができるかどうかが大切です。

生活と待遇について−盲導犬・訓練士

給料については、盲導犬協会によって多少の差があるものの、一般企業の平均給与には届きません。研修生の時は食、住を協会が負担する住み込みで、5〜6万円の手当支給という協会もあります。一旦盲導犬協会の職員になれば、ひとつのチームの一員として仕事をするという面では一般の企業に共通するものがありますが、利益追求ではないところに別の厳しさがあります。日本盲導犬協会が1999年にスタッフを募集したときの条件は、給料は固定給制で16万7000円程度でした。本気で人のために役立つ仕事がしたい、盲導犬を育てたいという意志がなければ勤まらない仕事なのです。

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